宇宙ビジネスというと、本格化までまだ先の話のようにも聞こえるが、もちろん既に始まっている。
人工衛星を使ったGPSの仕組みが提供する位置情報などが、現在の新ビジネスの中核になっていることは間違いない。GPSを使ったビジネスの高度化、あるいは別次元への展開は今後も進むと考えられる。
さらに、宇宙そのものの開発も進んでいく。人や物を宇宙空間に運ぶ、人工衛星を修理し寿命を延ばす、月や火星の開発も視野に入ってくる。
一方で、こうした宇宙ビジネスに関連するサイバー攻撃が絶えないことも予想されている。サイバー攻撃からの防御も、当然宇宙ビジネスの1つとして入れていいものである。
宇宙ビジネスの市場規模として、2040年代に1兆ドル(108兆円)と試算する投資銀行の調査データもある。宇宙への対応は、企業の戦略的な志向を示すだけでなく、長期的な浮沈を分ける鍵になるかもしれない。
宇宙ビジネスに関する記事を集めた。