アカマイ・テクノロジーズ 職務執行者社長 山野修氏
2020年は5Gの商用化や世界的なスポーツの祭典などを控え、サイバー攻撃やストリーミング配信によるモバイル視聴の増加など予想され、分散型のエッジ処理がさらに重要になるだろう。サイバーセキュリティ意識の高まりや、ビジネスのデジタル化の加速、働き方の多様化などにより、企業のセキュリティ戦略は大転換を迫られている。
アカマイは世界最大級の超分散型エッジプラットフォームを通じて、お客さまに高速で快適なユーザー体験や強固でインテリジェントなクラウドセキュリティを実現する。さらに、IoTにおけるメッセージング基盤をもたらし、プライバシー問題に有効な解決策を提供し、企業のデジタル変革を支援、促進する。
シスコシステムズ 代表執行役員社長 Dave West氏
「東京2020」を迎え、日本のデジタル変革はますます本格化し、東京オリンピック・パラリンピックは、史上最もデジタル化された大会となる。そして、5G、自動運転車など、日本のさまざまな社会イノベーションが現実のものとして始まる。
シスコは、これからの数十年間に向け、インターネットによるデジタル革新を促進させるテクノロジーとイノベーションを提供する「Internet for the Future」戦略を発表した。ソフトウェアとシリコン、光学機器の開発に投資し、これから求められる高速で安定しかつセキュアなサービスを提供するために、未来のインターネットインフラの構築をリードしていく。
シトリックス・システムズ・ジャパン 代表取締役社長 尾羽沢功氏
2019年はテクノロジーにより全く新しいビジネスモデルの爆発的普及を通じて、世界中の経済に変化が起きた。シトリックスも働き方の柔軟性に加え従業員の生産性とエンゲージメントを高めるWorkspaceを提供し、それらを支援するツールとして大きく進化を遂げた。
今後はテクノロジー中心ではなく個人がどのように働きたいかに焦点を合わせ、その人に合わせた環境が提供される「人々中心のコンピューティング」に移行していく。2020年は働き方をより一層変えるチャンス。推奨されるテレワークを契機に、多くの人がそのメリットに気づく年になるだろう。その変化を一時的なものでなく、長期的に経営に貢献できるソリューションを提供する。
デル テクノロジーズ(デル/EMCジャパン) 代表取締役社長 大塚俊彦氏
デル テクノロジーズは次の10年を「Next Data Decade(データが導く次の10年)」として位置付けている。企業や社会の抱える課題を解決し、社会全体にイノベーションを起こしていくために、先進的なテクノロジーを活用して膨大なデータから新たな価値を生み出していくことが期待される。
この1年はデジタル変革への取り組みが一層進み、先進テクノロジーの活用形態も5Gの実用化、エッジコンピューティングやマルチクラウドの進展が予測される。引き続き4つの変革(IT/アプリケーション/働き方/セキュリティ)を中核に据え事業を推進していく。お客さまの変革に貢献する真のパートナーを目指し、お客さまとともにより具体的に前進していく。
日本IBM 代表取締役社長 山口明夫氏
2019年は、多くの企業が基幹システムも含めた本格的なデジタル変革へと拡大する「第二章」に移行し着実に進展した年だった。日本IBMグループでは、5月に「あらゆる枠を超え、より良い未来づくりに取り組む」ことを目指す新たなグループビジョンを掲げ、お客さまとともに変革を推進してきた。
2020年は、さらに多くの企業がデジタル変革を推進し、そのスピードも加速すると見込まれる。加えて、深刻化する社会課題、目まぐるしく変わる世界情勢、新たな規制などの経営環境の変化に柔軟に対応していくことも重要になる。お客さまを取り巻く環境と課題を深く理解し、真剣に向き合い、解決策や新たな技術の活用を共創していく。