NECとNEC ソリューションイノベータは2月19日、それぞれの働き方変革関連サービスを統合し、「働き方見える化サービス Plus」として3月1日から提供すると発表した。
新たなサービスでは、NEC ソリューションイノベータの残業規制や職場改善、NECの業務可視化やテレワーク支援の機能を一体化した。両社によれば、企業で働き方変革の取り組みが進んだ結果、マネジメントの困難化やコミュニケーションの低下、生産性の低下といった新たな課題が浮上しているという。このため新サービスは、オフィス勤務の従業員や人事・総務、経営層それぞれに必要な機能を提供する形で一新した。
サービスメニューと利用価格(1ID当たりの月額)は、テレワーク支援が主体の「ライト」が250円、業務の可視化と残業などの抑止を目的とする「スタンダード」が350円、業務の可視化やコラボレーションを支援する「アドバンス」が500円となっている。
機能の一例では、各メニュー共通で利用可能なダッシュボートでは、従業員ごとの労働時間や予測などをグラフで表示し、タスク状況や自己分析、「ひとこと」メッセージの表示などができる。また、スタンダードとアドバンスでは、時間外勤務の事前申請がない場合に一時的にPCをロックして従業員に適切な対応を促すことができるほか、アドバンスでは9月以降、Microsoft Teamsとの連携もできるようにする。

「コミュニケーションダッシュボード」のイメージ
利用には最低10IDの申し込みが必要。両社では全プラン合計で今後3年間に50万IDの導入を目指す。