セゾン情報システムズとブラックラインは2月20日、経理財務業務の自動化サービス「BlackLineリンケージサービス」を4月から提供すると発表した。ブラックラインの経理財務自動化ソリューション「BlackLine」とセゾン情報のデータ連携ソリューション「DataSpider Servista」を組み合わせたものになる。
BlackLineは、財務や会計のプロセスの自動化、可視化、統制について、仕訳・証跡作成から報告・監査までの業務を効率化するもの。DataSpider Servistaと連携することで、財務会計システムに蓄積された情報をBlackLineで利用可能な形式に自動連係できるようになる。日常的な業務の効率化や繁忙期における決算などの業務を平準化することが可能で、ユーザーニーズに応じてさらなるデータ連携基盤も構築できるとしている。
セゾン情報は、サービス開始に先行して2019年9月にBlackLineを自社導入した。勘定照合/タスク管理を皮切りに、データ連携を含めたマッチング処理などの機能拡張を順次進め、6月までに作業を完了させるという。これにより業務自動化やペーパーレスによるコスト削減、決算プロセスの可視化と情報の一元化による決算品質の向上を図る。業務時間は、年間で決算業務全体の30%程度の削減を見込む。