フィンランドに拠点を置くNokiaは現地時間3月2日、最高経営責任者(CEO)兼プレジデントのRajeev Suri氏が8月31日付けで退任すると発表した。後任は、現在エネルギー企業FortumのCEO兼プレジデントであるPekka Lundmark氏が務める。Nokiaが5Gネットワーキングテクノロジーに向かう世界の動きに追随することに苦戦を強いられるなかでの発表となった。
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Suri氏は現職を退任後、2021年1月1日までNokiaの取締役会のアドバイザーを務める予定だ。Lundmark氏は9月1日付けでCEOとしてSuri氏の後を引き継ぐ。
Lundmark氏は声明で「私はNokiaが5G時代に向けて良い位置に付けていると確信しており、私の目標はわれわれの顧客や従業員、株主、その他の利害関係者に対するコミットメントを確実にしていくことだ」と述べた。
Pekka Lundmark appointed President and CEO of Nokia; Rajeev Suri to step down after more than a decade as President and CEO of Nokia and Nokia Siemens Networks. @PekkaLundmark is expected to start in his new role on September 1, 2020. https://t.co/umjmnhYm7R pic.twitter.com/XebUf3tt0O
— Nokia (@nokia) March 2, 2020
Suri氏は、2014年にMicrosoftがNokiaの携帯電話部門を買収した直後にCEOに任命された。Nokiaは現在、次世代5Gネットワークを世界に展開していくための通信設備の提供で、通信企業大手のEricssonや華為技術(ファーウェイ)と競争を繰り広げている。Bloombergが米国時間2月26日に報じたところによると、Nokiaは資産の売却や合併を含むさまざまな戦略を検討しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。