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ノキア、ローカル5Gをにらんだ戦略的パートナーシップを構築

渡邉利和

2019-12-12 15:26

 ノキアは12月11日、日本でローカル5G/プライベートLTEを日本の産業界や官公庁の顧客に提供すべく、戦略的パートナーシップのエコシステムを構築すると発表した。まずパートナーとなったのは、日鉄ソリューションズ(産業向けIoT)、丸紅(グローバルIoT)、インターネットイニシアティブ(IIJ、フルMVNO)、エクイニクス・ジャパン(マルチクラウド、グローバルデータセンター)、日立国際電気(映像ソリューションを活用したスマート社会インフラ・スマートシティー)の5社。

パートナーシップの概略図
パートナーシップの概略図

 総務省ではローカル5G(第5世代移動体通信システム)の制度化に関して、「『NSA構成』を前提に28.2-28.3GHzについて先行して年内に制度化を行う」としており、今回のノキアの発表は、このローカル5G制度化の流れを前提とした取り組みとなる。なお、NSA(Non Stand Alone)構成とは、5Gの無線局で通信トラフィックをやりとりする一方、制御信号のやりとりは4G(LTE)の基地局を使用する方式。ローカル5GをNSA方式で実現するためには4Gの設備も必要となるため、事実上ローカル5GとプライベートLTEをセットで導入する形になる。

 概要を説明したノキア グローバルエンタープライズ シニアバイスプレジデントのChris Johnson氏は、同社から見た市場規模では、ローカル5Gによって新たに生まれる「産業向けプライベートワイヤレスネットワーク」市場は従来のキャリア・通信事業向け市場の2倍の規模に達するとの予測を示す。一方、さまざまなニーズが存在する産業界向けにソリューションを提供することは同社単独では不可能で、さまざまな専門領域に精通するパートナーとのエコシステム構築が不可欠だと語り、今回のパートナーシップ発表の意義を明らかにした。

 また、ノキアソリューションズ&ネットワークス執行役員社長のJohn Harrington氏は「日本での周波数帯のリリースにより、ノキアは技術、サービス、パートナーシップを独自に組み合わせ、お客さまがデジタルトランスフォーメーション(DX)を始動できるようなエンドツーエンドソリューションを展開できるようサポートしていく」とのコメントを発表している。

 パートナーとして登壇した日鉄ソリューションズ 取締役 常務執行役員の大城卓氏は製鉄所内で導入されているIoXソリューション「安全見守りくん」の例を、丸紅 情報・不動産本部 本部長の阿部達也氏はタイの港湾で導入された、トラック、車両、クレーンなどの位置や稼働状況等を可視化するソリューションの例を紹介。IoT分野で5G通信網の高速通信、多数同時接続、低遅延といった特徴が大きな期待を集めていることを明かした。

集合写真"
向かって左から右へ、IIJ MVNO事業部 副事業部長の安東宏二氏
日鉄ソリューションズ 取締役 常務執行役員の大城卓氏
ノキア グローバルエンタープライズ シニアバイスプレジデントのChris Johnson氏
ノキアソリューションズ&ネットワークス 執行役員社長 John Harrington氏
丸紅 情報・不動産本部 本部長の阿部達也氏
エクイニクス・ジャパン テクノロジーサービス事業本部長の有本一氏
日立国際電気 副社長執行役員の伊東明男氏

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