Google Cloudは米国時間3月4日、「Google Cloud Platform」(GCP)の新たなリージョンをインドのデリーとカタールのドーハ、オーストラリアのメルボルン、カナダのトロントに開設すると発表した。これらのリージョンはそれぞれ3つのゾーンを持ち、主要なGCP製品のポートフォリオを提供するとGoogleは説明している。
Googleは現在、16カ国で22のクラウドリージョン、67のゾーンを展開している。今後1年ほどで、ジャカルタ、ラスベガス、ソルトレイクシティ、ワルシャワにもリージョンを解説する計画だ。
Googleにとって、カタールの新リージョンは中東地域で初めてのリージョンとなる。また、インドとオーストラリア、カナダに2つ目となるリージョンを追加することで、Googleはそれらの地域内で災害が発生した際に復旧の選択肢を増やせるようになる。
Googleは、クラウドインフラ計画を推進する上での重要課題として、災害復旧(DR)時にこうした複数の選択肢を提供することのほか、セキュリティ要件やコンプライアンス要件を満たすために顧客がデータを管理できるようにすることや、サステナビリティーの実現を挙げている。
2月には、Google Cloudの年間売上高ランレートが100億ドルを超えることが明らかになった。同社は、さまざまな戦略やセールスチームを構築し、他社と差別化できるサービスを提供してきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。