クレジットカード事業を展開する楽天カードは、電通国際情報サービス(ISID)が開発・提供する経費精算システム「Ci*X Expense(サイクロスエクスペンス)」を採用した。米国や欧州などの海外も含めた全ての拠点で本格稼働を始めている。
同社の経理部門では、業務の効率化を目的として、部門におけるデータ入力負荷の低減や各拠点に在籍している外国籍社員向けに英語対応を可能とする新たな経費精算システムの導入を検討。これらの要件を満たすシステムとして、Ci*X Expenseを選定した。
標準機能だけで業務要件を満たせたため、アドオン開発やそれに伴う検証期間が必要なく、短期間で導入できた。社内システムへの接続環境があれば、どこでも処理することができ、承認完了までの業務スピードが改善された。
また、経費の申請時には社内規程に即した日当や宿泊費上限金額が自動で確認され、申請にかかる工数が約20%減少された。一方で、経理部での確認・承認といった作業も、規程に従って自動で設定された値から変更された箇所が一目で分かるようになったため、業務効率が約20%向上したという。