クルマ情報誌「グー」を発行するプロトコーポレーション(名古屋市中区)が、ウェブサイトに360度画像を活用できるクラウドサービス「THETA(シータ) 360.biz」を採用。
中古車の検索などができる「グーネット」に3月31日から導入し、車内360度がオンラインで見渡せるよう実装したという。4月2日、サービスを提供するリコー(大田区)が発表した。
サイト閲覧者はPC、スマートフォンなどから360度画像を確認可能。座席の距離感、天井の高さといった平面画像では感覚がつかみにくい情報を来店せずに確認できるという。実物とのギャップを軽減できるとしている。
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THETA 360.bizは、ワンショットで全ての景色を撮影、撮った画像をスマートフォン、タブレットなどで確認できるリコーの全天球カメラ「THETA」シリーズと連携する法人向けクラウドサービス。不動産業界を中心に多くの実績があるという。
画像の制作、編集、公開できる専用アプリなどでリコー独自の画像処理技術、人工知能(AI)を活用し、切り出し、明るさ補正、ノイズ除去といった360度画像の自動調整ができるという。
THETAシリーズ活用イメージ(出典:リコー)
画像はウェブサイトへの埋め込み表示、URL共有などで活用できる。また、複数画像を連携させた「ツアー」などのコンテンツの作成、管理、アクセス解析なども可能。
税別月額利用料5000円の個人向け「パーソナル」のほか、1万円の「スタート」、3万円の「ビジネス」、5万円の「エンタープライズ」の4プランを用意している。
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サービス料金に本体は含まれていないが、約1400万画素相当の360度全天球静止画、4K相当(3840×1920)、30fpsフレームレート対応の動画を撮影可能、3月19日に発売したビジネス向け専用モデル「SC2 for Business」をセットにしたパッケージプランも用意している。
「SC2 for Business」のリコーイメージングオンラインストアでの税込販売価格は3万9800円(出典:リコー)