Microsoftの2020年度第3四半期決算(3月31日締め)は、クラウドサービスの需要の高まりなどで、アナリストの事前予測を上回る好業績となった。商用クラウド部門の売上高は前年同期比39%増の133億ドルを計上した。
提供:Microsoft
Microsoftの発表によると、売上高は15%増の350億ドル、純利益は22%増の108億ドル(1株あたり1.40ドル)だった。
アナリスト予想では、売上高が336億6000万ドル、1株あたりの利益が1.26ドルとされていた。
第3四半期の製品ラインと部門別の状況は以下の通り。
- Productivity and Business Processes部門の売上高は前年同期比15%増の117億ドル。中でも商用版「Office 365」の売上高は25%増、「Dynamics」の売上高は17%増となった。
- Intelligent Cloud部門の売上高は27%増の123億ドル。「Azure」の売上高が59%増加したことがけん引した。
- More Personal Computing部門の売上高は3%増の110億ドル。Windowsの商用版製品およびクラウドサービスの売上高は17%増加した。「Surface」は需要が高まったが、中国のサプライチェーンがボトルネックとなるなどして、売上高の伸びは1%にとどまった。検索広告の売上高は1%増で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた複数の業界が、広告費を削減する動きが見られた。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。