日本マイクロソフトは5月8日、東京都教育委員会と協定を締結し、都立高等学校や特別支援学校などの都立学校に学習支援サービスを提供すると発表した。247校に上る全ての都立学校の生徒・教員が対象。5月中旬に利用を開始する見込み。
東京都教育委員会は元々、オンライン教育の推進に向けて、11月に教育機関向けの統合型クラウドサービス「Microsoft 365 Education」を全都立学校へ導入することを予定していた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校を受け、5月に「Office 365 Education」を先行導入し、11月にMicrosoft 365 Educationへ移行することにした。
Microsoft 365 EducationにはOffice 365 Educationのほか、「Windows 10」のライセンス、端末管理ツール「Intune for Education」、プログラミング教材として利用可能な教育版の「Minecraft」、セキュリティ機能などが含まれている。
都立学校はOffice 365 Education/Microsoft 365 Educationを活用して、オンライン授業や学習指導、課題の配信・提出、個人面談、学級会やホームルームの開催などを行うとしている。
日本マイクロソフトはOffice 365 Educationの提供に当たり、全生徒・教員のアカウントを作成し、コラボレーションツール「Microsoft Teams」の初期設定を行う。また、生徒と教員がOffice 365 Educationを円滑に利用できるよう、オンライン研修を実施するとともに、アカウント管理やMicrosoft Teamsに関する問い合わせ対応を行う。
Microsoft Teamsについては、下図のような活用方法が想定されている。

(出典:日本マイクロソフト)

(出典:日本マイクロソフト)

(出典:日本マイクロソフト)