Intel Capitalは、人工知能(AI)、機械学習、自律コンピューティングなどを専門とする11社のITスタートアップに1億3200万ドル(約140億円)を出資することを明らかにした。
Intelの投資部門である同社は、2020年中にテクノロジー企業に対して3~5億ドル(約320~550億円)の投資を行う予定だ。同社はAI、インテリジェントエッジ、アナリティクス、ネットワーキングなどの分野のスタートアップを中心に投資するとしている。
Intelは今回、Anodot、Astera Labs、Axonne、Hypersonix、KFBIO、Lilt、MemVerge、ProPlus Electronics、Retrace、Spectrum Materials、Xsight Labsをポートフォリオに加えた。
今回のAI関連の投資先には、次のような企業が含まれている。
- 機械学習による自律的なビジネスモニタリングを専門とするAnodot。Anodotは、アプリのパフォーマンスや顧客のインシデント、成功率の低下などのコストに影響を与える指標を監視して、インシデントを検出する製品を提供している。
- 小売業、レストラン、ホスピタリティ業界、eコマース向けの、AIを使用した自律的アナリティクスプラットフォームを開発しているHypersonix。
- ビッグデータ、クラウド、AIを使用して医療画像の処理を行う、従来の顕微鏡を向上させる優れた病理診断用デジタルスライドスキャナーを開発しているバイオテクノロジー企業KFBIO。
- あらゆるアプリをメモリー上で実行し、大量のデータ処理を伴うワークロードのパフォーマンスを改善するソフトウェアを開発しているMemVerge。
- クラウドベースのデータ集約型ワークロード向けのチップセットデザインを提供しているXsight Labs。
Intel Capitalは2019年に36件の新規投資と35件の追加投資に4億6600万ドル(480億円)を投じ、22社をイグジットさせた。同社は1991年の設立以来、1582社に129億ドル(1兆4000億円)の投資を行っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。