グーグル、「Google Cloud VMware Engine」を発表--2020年後半に東京にも

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-05-15 09:55

 Googleは米国時間5月14日、VMwareとのパートナーシップをさらに推し進め、「Google Cloud VMware Engine」を発表した。このサービスは、専用のGoogleインフラ上にフルマネージド型の「VMware Cloud Foundation」スタックを実現するものだ。これによって、「Google Cloud」上でのVMware環境の稼働や、同クラウドに向けた顧客のVMware環境の移行がサードパーティー製品を介さずに可能になる。

 顧客はこの新サービスを利用することで、「Google Cloud Console」から専用のVMware環境に直接接続し、オンプレミス環境のワークロードをGoogle Cloudへと移行/拡張できるようになる。

 VMwareのクラウドプロバイダーソフトウェア事業部門のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのAjay Patel氏は声明で、「VMwareとGoogle Cloudは、パワーカスタマーのマルチクラウド戦略を支援するために力を合わせており、われわれの共通顧客は新たなGoogle Cloud VMware Engineの採用によって、自社が有する既存のデータセンター上で稼働しているものと同じVMware Cloud Foundation製品を用いたデジタル変革とビジネスレジリエンスの追求が可能になる」と述べ、「Google Cloud VMware Engineによって組織は、なじみのあるVMwareのツールを使うことで、ツールや訓練に対する投資を活用しつつ、自社のVMware環境をGoogle Cloud内に迅速に配備できるようになるとともに、スケーラビリティーとアジリティーを追求したクラウドネイティブなサービスにアクセスできるようになる」と続けた。

 Google Cloud VMware Engineは今四半期に米国の2リージョンで一般提供が予定されている。2020年後半にはさらに、東京を含む8リージョンで提供予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]