セールスフォース、ECサイトライセンスを限定パッケージ--最短2週間で構築

藤代格 (編集部)

2020-05-21 07:15

 セールスフォース・ドットコム(SFDC、千代田区)は5月18日、消費者を対象にした電子商取引(EC)サイトを構築する「B2C Commerce」を中核にした「Eコマース特別ライセンスパッケージ」の提供を開始した。最短2週間でECサイトを構築できるという。

 B2C Commerceの契約期間は通常3年だが、今回のパッケージでは1年。加えて、SFDCのパートナーが提供する「EC構築サービスパッケージ」などをまとめて提供する。2020年末まで提供予定。

 今回のパッケージでは、流通取引総額(Gross Merchandise Value:GMV)を元にするひとつのECサイト構築向け「Starter GMV」に加え、オンデマンドのサンドボックスを作成できる「Plus - On Demand Sandbox Credits」、セールスフォースのサービスチームによる準備支援「Site Readiness Advisory(for Starter) 」が含まれる。

 いずれも1年限定で更新はできず、継続する場合は通常ライセンス体系への移行となる。合わせた税別年額提供価格は768万円。

 Commerce Cloudの導入、実装などをパートナーがサポートするEC構築サービスパッケージは、ワイヤードビーンズ(仙台市青葉区)、OSF Global Japan(港区)が提供する。内容、費用は異なるが、いずれも従来より安価な費用、短い期間で導入を進められるという。

 B2C Commerceは、モバイル、デスクトップ双方に最適化したオムニチャネルなECサイトを構築できる「Commerce Cloud」のコンシューマー向けラインアップ。

 「Apple Pay」「Amazon Pay」といった多様な決済手段、多言語、他通貨に対応しつつ、ECサイトと店舗で別々だった顧客情報、購入履歴、製品の在庫情報などを一元化できるという。

SFDCの提供サービスの立ち位置イメージ(出典:SFDC)
SFDCの提供サービスの立ち位置イメージ(出典:SFDC)

 Starter GMVのほか、構築するサイト数などに応じた「Growth」「Plus」などのライセンス体系がある。

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