日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、Snowflake、Looker、Matillionの3社とパートナー契約を締結。各社のクラウドサービスを連携させて大量データを効率的に統合・管理し、リアルタイムなビッグデータ分析を実現するクラウドデータプラットフォームとインテグレーションサービスの提供を開始した。
NSSOLでは、クラウドデータプラットフォームの提供に加えて、長年培ってきたデータ分析やAI(人工知能)システム構築の技術を組み合わせることで、顧客のデータ活用のさらなる高度化、デジタル変革(DX)の促進をサポートしていく。
サービス概要(出典:NSSOL)
Snowflakeは、クラウドネイティブなデータウェアハウスサービスで、効率的な大量データの統合管理が可能となる。柔軟なスケールアウトや企業間でのデータシェア、異なるクラウド間でのレプリケーションにより、より高度なデータ活用基盤を実現できる。
Lookerはクラウドやオンプレミスの多種多様なデータベースにアクセスし、データを分析・可視化できるBI(ビジネスインテリジェンス)の機能を持ったデータプラットフォームで、アジャイル開発を実現させ、ビジネスの変化に強いデータ分析環境を継続的に運用することを可能にする。
Matillionはクラウドデータウェアハウス向けに構築されたデータインテグレーションツールで、使いやすいインターフェースでオンプレミスやSaaSからデータを連携し、フローを素早く簡単に作成できる。データをクラウドデータウェアハウスにロードし、分析等に向けて変換できるなど、コスト効率の高いデータ連携を可能にする。
今回提供されるサービスを利用することで、オンプレミスやSaaSなどに散在しているデータをクラウド上へ迅速に統合し一元管理できる。また、データ分析・可視化の実現など新しく優れた技術やサービスをすぐに利用・試行できるようにし、データ管理基盤の運用負荷を軽減し、柔軟性とスケーラビリティーを持つことができる。
同サービスは、スモールスタートを実現可能としながら、同時に増加するビジネス側の要求に対しても、即時に対応できる柔軟性を持ち、格納されたデータは高いセキュリティ管理下で社内外のユーザーとリアルタイムでデータ共有することができる。