Microsoftは6月初め、「Microsoft Teams」のビデオ会議で49人の同時画面表示に対応する予定だとしつつも、時期については明らかにしなかった。同社は米国時間6月15日、この機能のプレビューを6月中に提供し、秋に一般提供すると発表した。
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新型コロナウイルス感染症の世界的流行の中で、Microsoft TeamsやZoomを使用したリモート授業を余儀なくされている教師をはじめ、多くのユーザーが待ち望んでいた朗報だ。
2月に欧米で感染が拡大した当初、Microsoft Teamsは最大4人の同時画面表示をサポートしていた。その後5月に最大9人まで表示可能となったが、開発チームは「まだ不十分」としていた。
Microsoftの教育事業担当ゼネラルマネージャー、Barbara Holzapfel氏は、「教師が全生徒の顔を同時に見られることで、生徒の取り組み方だけでなく、社会的および感情的な絆にも大きな違いが生じる」と述べた。
「そのためTeamsではグリッド表示を7×7に拡大し、今月にプレビュー、秋に一般提供する。これにより一度に最大49人の画面表示が可能になる。秋には、教師は仮想のブレイクアウトルーム(グループ分け)を作成できるようになるため、生徒が少人数のグループで集まり、共同作業ができるようになる」と同氏は説明。
またこの秋には、クラスの出欠報告やクラスについての考察など、データ分析機能が強化され、生徒の取り組みを示す新たなトレンドビューが登場する。
夏には、教師が不在の際に生徒が会議を開始できないようにする新しい会議オプションが追加される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。