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調査

企業アプリケーション市場はコロナ禍で成長鈍化--IDC

ZDNet Japan Staff

2020-07-01 10:51

 IDC Japanは、国内エンタープライズアプリケーションソフトウェア市場の最新予測を発表した。2019~2024年の年間平均成長率(CAGR)は0.7%、2024年の市場規模を5630億6900万円と予測している。

 2019年の同市場は、前年比2.6%増の5425億8300万円だった。2018年から製造業でデジタルトランスフォーメーションが続いており、PLM(製品管理)アプリケーションが市場の成長をけん引したという。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で今後は成長が鈍化すると見る。

国内エンタープライズアプリケーションソフトウェア市場の2019~2024年の予測(出典:IDC Japan)
国内エンタープライズアプリケーションソフトウェア市場の2019~2024年の予測(出典:IDC Japan)

 内訳については、ERM(企業資源管理)アプリケーション領域の2019年の実績が、EPM(企業業績管理)による経営指標の可視化需要、EAM(企業資産管理)を活用した資産管理が好調で、前年比0.3%増の2156億9600万円だった。新型コロナウイルス感染症の影響で今後は、IT投資予算を再考する企業と旧来システムを刷新する企業に分かれるという。EPMと人事管理/給与計算関連アプリケーションは堅調に成長し、2024年までのCAGRは0.4%、2024年の市場規模を2198億4900万円と予測する。

 国内SCM(供給網管理)アプリケーション領域の2019年実績は、前年比1.2%増の385億7800万円だった。東京五輪ムードで回復するも米中貿易戦争などの影響から低調だとした。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で一時的にマイナスへ転じるも、2021年以降は回復を見込んでおり、CAGRは2.3%、2024年の市場規模を431億4800万円としている。

 2019年の市場全体をけん引したPLMアプリケーション領域の実績は、前年比4.6%増の2883億900万円。3D CADソフトウェアの需要増加とCAE(Computer Aided Engineering)によるデジタルツイン需要が影響した。しかし、新型コロナウイルス感染症で東京五輪の開催が延期され、国内製造各社が深刻な業績低迷を見込んでいること、またこの領域の製品はオンプレミス比率も高く、企業のプロジェクト延期/中止の影響を大きく受けるとする。CAGRは0.8%で2024年の市場規模は3000億7200万円になるという。

 同社ソフトウェア/セキュリティグループ リサーチマネージャーの飯坂暢子氏は「ITサプライヤーDXの機運と重要性を維持し、かつ新型コロナウイルス感染症による抜本的な業務プロセス変革を視野に入れたシステム提案を行うべき」と指摘している。

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