富山第一銀、口座開設をオンラインで完結--書類と顔を撮影して本人を確認

藤代格 (編集部)

2020-07-06 07:15

 富山第一銀行(富山県富山市、単体従業員数693人)が、生体認証を活用した本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用。口座開設時のユーザー本人確認をオンライン化するという。7月3日、サービスを開発、提供するLiquid(千代田区)が発表した。

 7月6日のインターネット支店リニューアルを機に導入する。スマートフォンで書類と顔を撮影するだけで本人確認できるという。郵送で対応していた運転免許証などの本人確認書類の手続きがオンラインで完結するとしている。

サービスイメージ(出典:Liquid) サービスイメージ(出典:Liquid)
※クリックすると拡大画像が見られます

 LIQUID eKYCは、人工知能(AI)を活用する顔認証、光学文字認識(OCR)などを搭載するクラウドサービス。

 2018年11月に施行された「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に基づき、オンラインで本人を確認する(electronic Know Your Customer:eKYC)に対応。書類と顔の撮影で本人確認できるとしている。

 ユーザーのスマホからLIQUID eKYCにアプリでアクセスする「eKYC Applicant」、事業者のシステムと連携するプラットフォーム「eKYC Platform」、事務処理のためのウェブ管理システム「eKYC Manager」で構成。

システム構成イメージ(出典:Liquid) システム構成イメージ(出典:Liquid)
※クリックすると拡大画像が見られます

 事業者が選択できるウェブブラウザ版とネイティブアプリ版を用意。API連携のみで導入できるとしている。

 利用する場合、初期費用と月額利用料金が発生する。詳細金額は非公表だが、月額数万円から導入できるとしている。

自動判定機能やガイドなどで簡単に撮影できるという(出典:Liquid)
自動判定機能やガイドなどで簡単に撮影できるという(出典:Liquid)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]