富山第一銀行(富山県富山市、単体従業員数693人)が、生体認証を活用した本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用。口座開設時のユーザー本人確認をオンライン化するという。7月3日、サービスを開発、提供するLiquid(千代田区)が発表した。
7月6日のインターネット支店リニューアルを機に導入する。スマートフォンで書類と顔を撮影するだけで本人確認できるという。郵送で対応していた運転免許証などの本人確認書類の手続きがオンラインで完結するとしている。
※クリックすると拡大画像が見られます
LIQUID eKYCは、人工知能(AI)を活用する顔認証、光学文字認識(OCR)などを搭載するクラウドサービス。
2018年11月に施行された「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に基づき、オンラインで本人を確認する(electronic Know Your Customer:eKYC)に対応。書類と顔の撮影で本人確認できるとしている。
ユーザーのスマホからLIQUID eKYCにアプリでアクセスする「eKYC Applicant」、事業者のシステムと連携するプラットフォーム「eKYC Platform」、事務処理のためのウェブ管理システム「eKYC Manager」で構成。
※クリックすると拡大画像が見られます
事業者が選択できるウェブブラウザ版とネイティブアプリ版を用意。API連携のみで導入できるとしている。
利用する場合、初期費用と月額利用料金が発生する。詳細金額は非公表だが、月額数万円から導入できるとしている。
自動判定機能やガイドなどで簡単に撮影できるという(出典:Liquid)