アイティフォーは、ハム・ソーセージなどの加工品や食肉類の製造・販売を行う米久が、EC(電子商取引)サイト構築パッケージ「ITFOReC(アイティフォレック)」を導入したと発表した。同パッケージを活用して通販会員向けのカタログ通販システムを刷新し、併せて通販会員向けECサイトもリニューアルする。
ITFOReCは、さまざまな条件で顧客を分類してアプローチでき、商品を簡単に探し出せる高精度な検索機能も標準搭載しているという。また豊富な決済手段に対応して会員登録率を向上させるとともに、途中離脱を防止するために各種ソーシャルログインにも対応している。
米久では、全国から届く大量のカタログ通販の注文情報はスタッフがシステムに手入力する必要があった。また、同社が運営する通販会員向けECサイトとのシステム連携が行われておらず、手動で情報を連携するなど、業務上大きな作業負荷となっていた。
システム刷新の検討をしていた同社は、ITFOReCであれば、両方のシステムを1つのシステムに統合してトータルにサポートできることや、将来性のあるウェブ技術をベースにしたシステムであること、そして他社の導入実績などから今回の導入に至ったという。
導入プロジェクトでは、通販会員向けのカタログ通販システムとECシステムを統合し、顧客からの注文情報を一元化する。大量のカタログ通販からの注文管理はECシステムの処理機能を使い、注文情報は同システム内に専用受注入力画面を新設する。また通販会員向けECサイトは、ITFOReCの基本機能で従来機能を網羅するだけでなく、「ギフト機能」など機能強化を行う。
今回のリニューアルにより、複数システム運用による業務負担や運用コストが軽減されるほか、ECサイトの利便性を向上させることで、カタログ利用者におけるECサイトの利用促進が可能になるとしている。