バックアップソフト「Acronis True Image」最新版、マルウェア対策機能を搭載 - (page 2)

阿久津良和

2020-08-24 06:45

 昨今は個人事業主に限らず、コロナ禍で自宅から“私的端末の業務利用(Bring Your Own Device:BYOD)”によるリモートワークが増えているが、夏秋氏は「PCが動作しなくなった場合でも、インスタントリカバリー機能を使えば、異なるPCでも復元できる」とリモートワーク環境の業務継続性を維持できると強調する。なお、バックアップに関する新機能としては、クラウドへバックアップしたデータへアクセスするウェブサイトの刷新や新バックアップ形式「Archive3」の実装も加わった。

Windows版とmacOS版の機能差(出典:アクロニス) Windows版とmacOS版の機能差(出典:アクロニス)
※クリックすると拡大画像が見られます

 True Image 2021は買い切り型の「永続ライセンス」と、年単位のサブスクリプション「Essential」「Advanced」「Premium」を用意する。大きな差異として永続ライセンスとEssentialは、90日間のマルウェア対策機能が付与。無償使用期限終了後はAdvancedやPremiumへのアップグレード、もしくはマルウェア対策機能の無効化いずれかを選択しなければならない。また、クラウドバックアップ機能はAdvancedが250GBか500GB、Premiumが1TBのストレージ容量が提供される。

 永続ライセンス版の税別価格は5982円から。サブスクリプションのEssentialの価格は年5580円から(アクロニスオンラインストアのみ)。Advancedは年間の税別価格が5074円から、Premiumの年間の税別価格が1万167円から。

 機能差のあるEssentialとAdvancedの価格が逆転している理由として夏秋氏は「Essential版は永続ライセンス版と同等だが、(Essential版は)ECサイトのみで販売。新しいAcronis True Imageの新機能を使ってほしいとの思いから、店頭販売するエディションの価格を据え置きした」と説明している。

True Image 2021のエディション構成(出典:アクロニス) True Image 2021のエディション構成(出典:アクロニス)
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]