昨今は個人事業主に限らず、コロナ禍で自宅から“私的端末の業務利用(Bring Your Own Device:BYOD)”によるリモートワークが増えているが、夏秋氏は「PCが動作しなくなった場合でも、インスタントリカバリー機能を使えば、異なるPCでも復元できる」とリモートワーク環境の業務継続性を維持できると強調する。なお、バックアップに関する新機能としては、クラウドへバックアップしたデータへアクセスするウェブサイトの刷新や新バックアップ形式「Archive3」の実装も加わった。
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True Image 2021は買い切り型の「永続ライセンス」と、年単位のサブスクリプション「Essential」「Advanced」「Premium」を用意する。大きな差異として永続ライセンスとEssentialは、90日間のマルウェア対策機能が付与。無償使用期限終了後はAdvancedやPremiumへのアップグレード、もしくはマルウェア対策機能の無効化いずれかを選択しなければならない。また、クラウドバックアップ機能はAdvancedが250GBか500GB、Premiumが1TBのストレージ容量が提供される。
永続ライセンス版の税別価格は5982円から。サブスクリプションのEssentialの価格は年5580円から(アクロニスオンラインストアのみ)。Advancedは年間の税別価格が5074円から、Premiumの年間の税別価格が1万167円から。
機能差のあるEssentialとAdvancedの価格が逆転している理由として夏秋氏は「Essential版は永続ライセンス版と同等だが、(Essential版は)ECサイトのみで販売。新しいAcronis True Imageの新機能を使ってほしいとの思いから、店頭販売するエディションの価格を据え置きした」と説明している。
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