NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、Blue Prismと協業し「デジタルワーカー」のプラットフォームサービスを2020年度内に提供していく。
デジタルワーカーとは、PC上で行う単純作業を自動化するRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の機能をベースに、画像から情報を抽出する認知機能やAI(人工知能)による文章理解、人とコミュニケーションができるチャットボットなどのインテリジェントな機能を加えたもの。より高度で複雑な業務を自動で行うことが可能で、業務における広範な領域でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することができる。
このサービスはNTT Comの「Smart Data Platform」(SDPF)のメニューとして位置付けられている。SDPFはデータによる企業のDXに必要な機能をワンストップで提供するプラットフォームサービスになる。
サービスイメージ(出典:NTT Com)
Blue Prism製のデジタルワーカーの作成、実行、管理を行う全ての機能をクラウド上で提供する。また、あらかじめ用意されているデジタルワーカーのスキルを、クラウド上でオンデマンドに調達し即座に利用できるようにする。
SDPFを構成する機能の一つとして提供するため、NTT Comの高品質なプラットフォーム上でデジタルワーカーサービスを利用できる。またSDPFを構成するクラウド、データマネジメント、データインテグレーション、ストレージなどのさまざまな機能と組み合わせて利用することができる。
さらにSDPFを構成する「Flexible InterConnect」と併用することによって、クラウドやオンプレミスなどの複数の場所に存在する情報通信リソースに閉域網で接続することができる。これによりさまざまな業務システムを横断する複雑な業務を、高度なセキュリティを保ったまま遂行することが可能になる。