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現代自動車の「歩く自動車」、モビリティの新たなイノベーションへ

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2020-11-01 08:30

 多くの自動車が悪路での走行性能を売りにしている。しかし現代自動車のこのコンセプトカーは、「歩行可能」という点でそうした自動車すべてを圧倒している。

Hyundai made a walking car

 「Elevate Ultimate Mobility Vehicle(UMV)」という名称の自動車のコンセプトが最初に発表されたのは「CES 2019」の場だった。そして今、1/5スケールのプロトタイプが作成されている。これは自動車とトランスフォーマーが合体したような形状であり、ロボットマニアにとってはその途方もない夢を具現化した垂ぜんの的となる乗り物となっている。

 空飛ぶ自動車の登場が待たれている現代において、歩く自動車が先に実現されてもおかしくはない。そのコンセプトは一見、驚きで目を見張るようなものかもしれないが、発展的なロジックが存在しており、どこか奇妙に思える部分もあるとはいえ、実際のところは理にかなう重要なユースケースもある。この乗り物は4つの車輪を装備しており、通常の道路では普通の自動車のようにタイヤで走行する。しかし普通の車では絶対に走行できないような場所では、脚部を伸ばし、車輪を90度回転させて回転半径を最小化することもできる上、車輪を足として使うこともできる。つまり関節付きの脚部によって、突然変異した牛のように四足歩行で前に進んでいけるのだ。

 Elevateプロジェクトは、現代自動車の研究開発組織New Horizons Studioの創設ディレクターJohn Suh氏によって率いられている。同組織は、想像力を駆使することで現代自動車グループの核である自動車事業に貢献するという目的を担っている。1980年代の玩具であるトランスフォーマーの影響を受けてもいる同プロジェクトはAutodeskと提携し、そのジェネレーティブデザインを活用している。Autodeskは、強度や重量、コスト、製造上の複雑さ、サステナビリティーをトレードオフとして考慮しつつ、人が考え出すよりもはるかに多くの可能性を生み出せるよう、コンピューターを活用して設計アイデアの開発プロセスを合理化/加速化することを目的としている。

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