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業務プロセス改革の資格取得を支援--NTTデータ イントラマートと日本OMG

國谷武史 (編集部)

2020-10-30 06:00

 NTTデータ イントラマートと日本OMGは10月29日、業務プロセス改革を担う人材の認定資格試験「OCEB2」の日本語版の提供に向けて協業すると発表した。資格取得に関する教育研修などをNTTデータ イントラマートが提供する。

 日本OMGは、IT関連の国際標準の規格や普及を推進する非営利団体「Object Management Group(OMG)」の日本の組織で会員は70社。OMGは米国マサチューセッツ州に本部があり、約130カ国に活動拠点がある。

協業の概要
協業の概要

 OCEB2は、OMGが認定する「BPM(Business Process Modeling)エキスパート2」資格の略称で、業務プロセス管理に関連するガバナンス、リスク、コンプライアンスのフレームワークなど知識や経験を測る。資格取得者は、企業などの業務の全体最適化を推進する役割が期待されるという。

 NTTデータ イントラマートは、ワークフローや業務プロセスのソリューション分野では国内市場で高いシェアを持つ。同日記者会見した代表取締役社長の中山義人氏は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)における重要テーマの一つに業務プロセスのデジタル化があるとし、業務の全体最適を図る人材の育成が急務だと説明する。

 中山氏によれば、業務プロセスの最適化は欧米で先行しており、大学などの教育機関における学習環境が整備されているほか、スキルを学んだ人材が企業で業務改善や改革を実践していける環境が定着しているという。一方で日本は、まだそうした土壌が醸成されておらず、業務改善は個人レベルや部門レベルで行われ、全体最適を推進しにくいと指摘する。

 今回の協業でNTTデータ イントラマートは、12月からOCEB2認定試験の受験予定者を対象とした教育講座の申し込みを受け付ける予定。コンテンツ構成はウェブ教材と模擬試験で、費用は1人当たり3000円前後になるという。受講は自己学習で行う。

教育プログラムの概要
教育プログラムの概要

 中山氏は、業務プロセスのデジタル化というDXを推進するためには、先導役となる人材の広がりが急がれ、そのベースとなる枠組みを整備するために今回の協業に至ったと述べた。日本OMG 代表理事の吉野晃生氏は、2021年度第1四半期中に、OCEB2の日本語版試験の実施要項を発表することを明らかにした。

 吉野氏によれば、OCEB2の資格保有者は公表ベースで300人ほどだが、実際には非公表の保有者が多く所属組織で業務改善に取り組む人材が中心という。中山氏は、同社ソリューションの資格認定者が全国に約2000人いると紹介し、OCEB2の認定者を1年後で300人、3年後に1000人にしたいと目標を語った。

NTTデータ イントラマート 代表取締役社長の中山義人氏(左)と日本OMG 代表理事の吉野晃生氏
NTTデータ イントラマート 代表取締役社長の中山義人氏(左)と日本OMG 代表理事の吉野晃生氏

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