NECは「Open RAN」のグローバル展開を加速するため、英国に事業開発拠点(Center of Excellence、CoE)を設立し、5G(第5世代移動体通信システム)のグローバル展開の加速に向け体制を強化していく。
このCoEでは同社の海外のOpen RAN事業において事業開発、製品開発支援、ソリューション開発、プロジェクト実行、テクニカルサポートなどの役割を担う。
NECは、Open RANに関わる自社の無線技術やNFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能の仮想化)事業で培った豊富な知識、日本における大規模なOpen RANの商用ネットワーク導入支援の経験、通信ネットワーク構築における長年にわたるグローバルな実績と経験などを有している。これらを生かし、同CoEは海外のプロジェクトを遂行する上での中核的存在として機能していく。
またインドにもCoEの機能の一部として、Open RANラボ(技術検証設備)を設置し、Open RANエコシステムを構築しマルチベンダー環境での相互接続検証、製品およびシステムの性能検証や品質保証を行う。