台湾に本社を構えるASUSTeK Computerの日本法人ASUS JAPAN(ASUS、千代田区)は11月25日、第11世代CPU「Tiger Lake」を搭載するノートPCの2020年秋冬モデルを発表した。「ZenBook」シリーズ3製品10モデル、「VivoBook」シリーズ2製品15モデル、計5製品25モデルを発売する。

ZenBookでは3製品を発表(出典:ASUS)
強さと美しさを兼ね備えたというプレミアムモデルとして展開するZenBookシリーズからは、13.3型でディスプレイが360度回転、ノートPCとしてもタブレットとしても活用できるフリップタイプ「ZenBook Flip S UX371EA」を4モデル、重量約1.15kgの「ZenBook 13 UX325EA」を5モデル、アスペクト比3:2、3300×2200ドットの高解像度ディスプレイを搭載する13.9型「ZenBook S UX393EA」1モデルを展開。
CPUやメモリー、ソリッドステートドライブ(SSD)などに応じてモデルを選択できる。

ASUSのCynthia氏(出典:ASUS)
ASUSのシステムビジネス事業部 マーケティング部 部長を務めるCynthia Teng氏は「(バックライト不要で自ら発光する)4K有機EL(OLED)を搭載できるモデルや、ZenBook初採用となる縦に長いアスペクト比3:2モデルなどを用意した。こだわりを持つユーザーも満足できる」と説明。会長を務めるJonney Shih氏が「禅」の精神から命名、2021年に10周年を迎えるというZenBookのコンセプトのまま、ラインアップを拡充したという。

「禅」が由来になるというZenBook(出典:ASUS)
いずれも従来のノイズキャンセリングよりも効果的にノイズ軽減できるという「ASUS AIノイズキャンセリング」、「Windows Hello」の顔認証に対応するウェブカメラ、4K解像度で画面を出力でき、モバイルバッテリーから給電できる「Thunderbolt 4」を2ポート搭載。キーボードには適度な傾斜をつけるエルゴリフトヒンジを採用している。
Flip S UX371EA、S UX393EAは、インテル 技術本部 部長安生健一朗氏が「薄型軽量ノートPCで最高の性能を実現できる、コードネーム『Project Athena』を体現した新しいプラットフォーム」と説明する新ブランド「Evo」プラットフォームの認証も受けているという。

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個人向けモデルは同日から、UX325EAで展開する法人向けモデルは2021年1月中旬から発売する。