コンカー、4自治体の実証結果を発表--請求書管理クラウド「Concur Invoice」など導入

NO BUDGET

2020-12-01 15:23

　コンカーはインフォマートと共同で、愛知県春日井市、群馬県前橋市、埼玉県三郷市、東京都三鷹市の4自治体で実証実験を実施した。

　この実証では、コンカーの請求書管理クラウド「Concur Invoice」と、インフォマートの「BtoBプラットフォーム請求書」を各自治体の請求書管理／処理業務のプロセスに試験的に導入し、デジタル化と業務効率化の有効性を検証した。

（出典：コンカー）

　その結果、実証実験に参加した4自治体全てにおいて削減効果が見られた。各自治体における両システム導入前後の業務時間の削減率を算出したところ、春日井市では77%、前橋市では41%、三郷市では72%、三鷹市では84％となった。

（出典：コンカー）

　2020年はデジタル庁の創設が発表されたほか、政府主導の領収書／請求書の電子化、ハンコレスについての議論が進んでおり、公共機関におけるデジタル化や業務効率化のニーズがさらに高まるとコンカーは予想している。同社は今後も、学校法人、中央省庁、地方自治体、独立行政法人、病院といった公共機関などを対象に、ヒアリングを中心とした効果測定を実施しながら、公共機関のDX（デジタル変革）を支援していくという。　