IBMは米国時間1月5日、Donald Trump米大統領の下で国家経済会議(NEC)委員長を務めたことのあるGary Cohn氏を同社の副会長として、また同社のエグゼクティブリーダーシップチームのメンバーとして迎え入れると発表した。
IBMのプレスリリースでは、Cohn氏の具体的な役割は明らかにされていない。同氏は「事業開発、顧客サービス、広報、顧客関係管理におけるさまざまな事業イニシアチブと対外業務」について、最高経営責任者(CEO)のArvind Krishna氏ら経営陣と密に連携していくという。
Krishna氏は発表の中で、同社がハイブリッドクラウドと人工知能(AI)の戦略を加速する中、Cohn氏の知識や経験は顧客やステークホルダーに独自の価値をもたらすだろうと述べた。
Cohn氏は、2017年1月から2018年4月までTrump政権の一員だった。同氏は在任期間が比較的短かったものの、同政権内で経済政策関連を率いていた。Cohn氏は特別買収目的会社(SPAC)であるCohn Robbins Holding Corp.(CRHC)の共同会長も務めている。
Cohn氏は「IBMに副会長として加わることは光栄だ。IBMは世界有数の有力企業の1社であり、先が見えない時代に組織が俊敏かつ強靭になるためのテクノロジーを提供している」とツイートした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。