HIKKYは2020年12月19日~2021年1月10日の23日間、仮想現実(VR)空間で行うイベント「バーチャルマーケット5」を開催している。同イベントにおいて、HIKKYとパナソニック コネクティッドソリューションズは、バーチャル店舗向けUI(ユーザーインターフェース)「トルネード型ディスプレイ」を提供。パナソニック コネクティッドソリューションズが考案し、HIKKYが制作を支援した。同ディスプレイは、ビームスのバーチャル店舗で用いられている。
トルネード型ディスプレイ(出典:HIKKY)
同ディスプレイは、トルネード型に商品が流れてくることにより、ユーザーと商品の出会いを生み出すとともに、ユーザーが手に取ることなく商品の前後左右のデザインの確認することが可能となる。
この仕組みにより、「ユーザーには一部の商品しか見えておらず、商品の発見はユーザーの探す行為に依存している」という従来の店舗における商品陳列の課題が解決すると期待される。
バーチャルマーケットは、VR空間にある会場で、出展者と来場者がアバターなどの3Dアイテムや、洋服やPCなどのリアル商品を売り買いできるイベント。そのほかユーザーは、バーチャル空間で乗り物に乗ったり、映像を見たり、来場者間でコミュニケーションを取ったりすることが可能。VR機器やPCから誰でも参加でき、開催期間中は24時間運営されているため、世界中から70万人以上が訪れるという。