同種の他社製品と比較して安価なOne-Boは、外部からの視線を遮断するスマートガラス、約2分でボックス内の空気を循環させる換気ファン、USB付きコンセントや気分転換用のLEDライトなどを標準で備える。また、スプリンクラーや壁面ラッピング、ドア面のカッティングシート、One-Bo 1.00用ハイチェアもオプションで用意した。
One-Boの外観。スマートグラスを有効にすることでプライバシーも保てる
オンライン会議の弱点として挙げられるのが、物理空間を共有できずに瞬間的なひらめきが湧きにくい点である。プラザクリエイトはオンライン会議の弱点を補完するため、会話内容を人工知能(AI)が分析し、ひらめきにつながる画像やキーワードをピックアップして、共有画面上に表示するアイデア発想支援ツール「Inspiration Wall」との連携を予定している。
オンライン会議が主たる利用目的のOne-Boxだが、設置箇所を拡大することで保険窓口や遠隔診療、英会話など各種サービスの連携も予定している。
壁面ラッピングを施したOne-Boの設置イメージ。申し込みから納品までの調達期間は最短7日間という
新谷氏は「これまで培ってきた既存店舗のビジネスリレーションがあるデベロッパー、駅・公共施設など各種パートナーと協議を進めながら、さまざまなシーンでOne-Boを設置する可能性を拡大したい」と説明した。なお、販売パートナーとしてSB C&Sが参画し、プラザクリエイトは初年度は約500台、2025年度までに累計1万台の販売を目指す。
One-Boの購入では、One-Bo自体とZoomのライセンスをセットで購入できる。Zoomのライセンスには「Pro」「Business」「Enterprise」の3種類がある。セット価格は以下の通り。
Zoom Meetingライセンス | ライセンス数 | 税別価格 | |
---|---|---|---|
One-Bo 1.00 | Pro | 5~9 | 52万2000円 |
Business | 10~49 | 53万 400円 | |
Enterprise | 50 | 53万6400円 | |
One-Bo 1.20 | Pro | 5~9 | 57万2000円 |
Business | 10~49 | 58万 400円 | |
Enterprise | 50 | 58万6400円 |