日本体育大学荏原高等学校は、4つのシステムを仮想化されたサーバーに集約してハイブリッドクラウドを導入した。将来的にはIaaSへの段階的な移行を計画している。このプロジェクトは、シネックスジャパンが協力した。
同校は、日本教育工学協会(JAET)認定の「学校情報化優良校」だが、校内でシステム管理できるリソースが乏しく、システム運用の工数、コストともに大きな負担となっていた。シネックスジャパンは、今回のプロジェクトで、何をオンプレミスに残し、何をクラウドに上げるかなどのサーバー選定、仮想化統合の技術選定などについて支援した。またそれ以外にも、問題の所在と課題の整理、ロードマップ策定、設計、環境構築に至る支援を実施している。
導入前は学内ITの老朽化、複雑化、運用負担が増大し、管理業務を外部委託するため、運用費が増大していた。またシステムの保管場所もバラバラになっていたという。
そこでシネックスジャパンでは「HPE ProLiant DL360 Gen10」を導入することで、オンプレミスとクラウドのシステムをハイブリッド運用させ、段階的なシステムのクラウド化を進めた。システム統合されることにより、管理対象の大幅削減し、学校自身で運用できる手間のかからないシステムが完成したという。
同校では、サーバー集約により管理対象が大幅に減ったことや、外部の専門家ではなく自分たちで運用できる範囲が広がったことを高く評価している。