香川県高松市教育委員会は、市内小中学校の児童、生徒向けに整備するWindows端末約3万4000台にURLフィルタリングサービス「i-FILTER@Cloud」のGIGAスクール版を採用。端末の私的利用の防止、安全なウェブアクセスの提供などを目指すという。2月5日、デジタルアーツ(千代田区)が発表した。
学習に関係が無い有害情報の閲覧のフィルタリングでの制限や、デジタルアーツのデータベース(DB)が安全と判断したURLのみにアクセスできる“ホワイト運用”による標的型攻撃対策が可能。
ルールは柔軟に設定でき、学齢などに合わせたカテゴリ設定ができるテンプレートも活用できるという。安全かつ学習に適したウェブアクセスを提供できるとしている。
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「自殺」「家出」といったキーワードを検索した際にメールで通知する「i-FILTER 子ども見守りシステム」を活用すれば、児童や生徒が抱える不安、SOSをいち早く察知可能。
インターネット利用時間の制限で端末の私的利用防止もでき、離れていても学校が児童、生徒をシステムで見守ることができるとしている。
URLフィルタリングソフト「i-FILTER」をクラウドサービスとして提供するi-FILTER@Cloudは、有害サイトへのアクセスをフィルタリングでブロックできる、1人あたりの税別月額利用料300円からの「有害情報対策」版と、ホワイト運用で標的型攻撃を対策できる500円からの「標準サービス」を用意している。
文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」に合わせたGIGAスクール版は150円から。有害情報対策版と標準サービスは選択できるという。
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