NTT東日本北海道事業部は、旭川市のICTパークと連携し、道内2拠点目の共同実証環境「スマートイノベーションラボ 北海道 旭川ルーム」を同市内中心部に開設する。サービスの提供は2月7日から。
この取り組みにより、道北エリアを中心としたパートナー企業や教育機関などと人工知能(AI)やIoTを活用した北海道の課題解決の加速を目指すとともに、共同実証を行うパートナー企業や教育機関などを広く募集する。
NTT東日本は保有する通信ビルなどの資産を活用し、高性能なGPU(Graphics Processing Unit)サーバーを北海道に設置することで、 AIやIoTの技術を保有するパートナー企業や教育機関などと実証や活用を行う実証環境「スマートイノベーションラボ 北海道」 を展開している。
「スマートイノベーションラボ」の通信検証環境はエッジコンピューティング環境と、パブリッククラウドやSINETとのネットワーク直収環境が用意されている。また、AIやIoTの検証環境はAI学習に必要なデータの高速処理が可能で、さまざまなフレームワークやライブラリーを提供するGPUサーバーと、深層学習の学習高速化技術「高速オプティマイザ:Adastand」を利用することができる。
共同作業スペースであるスマートイノベーションルーム(旭川ルーム)は、同社が旭川市と連携して展開するICTパーク1階に、パートナー企業が快適に作業するためのワーキングスペースを開設し、先端技術の研修やイベントを開催して地域の企業などと交流を推進していく。