インターネットイニシアティブ(IIJ)は、「IIJフレックスモビリティサービス」の契約デバイス数が1月末日時点で10万台を突破したと発表した。
同サービスは2018年12月から、ウェブ会議などのリアルタイム性が要求される際に適した高い通信品質とセキュリティを両立したリモートアクセスサービスとして提供されている。主な導入企業には大日本印刷、ソニー・ミュージックアクシス、GMOグローバルサイン・ホールディングス、カネカ、NTTデータ・ウェーブなどがある。IIJによると、提供開始から2年以上たつ中でリピート契約(デバイス追加)率は50%以上、解約率は0%だという。
契約デバイス数の急伸についてIIJは、新規導入や利用デバイスの追加に加え、他社のVPN(仮想専用線)サービスからの乗り換えもあり、順調に契約数を伸ばすことができたと説明する。またコロナ禍が長引く中、企業のテレワークがニューノーマルとして定着していることや、ウェブ会議のトラフィック増加で圧迫されるインターネットゲートウェイ設備を同サービスが増強するなど、ネットワーク全体を最適化するソリューションを提供できることが評価されたとしている。