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データ、アナリティクス、AIの2021年を占う(2)--リテラシーと文化、ガバナンス、コロナ禍の変化

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-02-15 06:30

 「データ、アナリティクス、AIの2021年を占う(1)--DWHとデータレイク、民主化、倫理」に続き、「データ、アナリティクス、AIの2021年を占う(2)--リテラシーと文化、ガバナンス、コロナ禍の変化」をお届けする。

データリテラシーとデータ文化の広がり

 業界の未来予想に長けた人々の多くは、2021年にデータ関連のスキルやリテラシーが当たり前の存在になり、定着すると考えている。ThoughtSpotのCEOであるSudheesh Nair氏は「データリテラシーが高くなるにつれ、すべてのビジネスプロフェッショナルにとってアナリティクス関連のスキルが標準となり、求職者の履歴書から消え始める」と確信している。Nair氏は自らの主張を納得してもらうための例え話として「今日、『Office製品に熟達している』という文言を履歴書でまず見かけなくなっているのと同様に、2030年を迎えるまでには『データに熟達している』という文言を見かけなくなっているだろう」と述べている。

 AltairのCTOであるSam Mahalingam氏は「2021年には、誰もがデータのプロフェッショナルになる」という大胆な予想を述べている。同氏はこの予想の根拠として、「予測分析ツールや拡張アナリティクス、説明可能なAIモデルの昨今の進歩により、どのようなスキルレベルのビジネスプロフェッショナルでもデータの分析や解釈をより容易かつ迅速に実行できるようになってきている」点を挙げている。

 SAS Instituteでソーシャルイノベーション担当教育イニシアチブマネージャーを務めるLucy Kosturko氏は世代/文化という観点からこうした状況を捉えており、「データとともに育った世代が(中略)ワークフォースに加わり始めている」と述べた上で、「彼らが生来備えているデータの追跡、理解能力によって、われわれの仕事のやり方が改善されていくだろう」と説明している。さらに同氏は、これら「データネイティブ世代が、組織のあらゆる側面をデータによってより分析的かつ革新的なものにするための力となる、データリテラシーのスキルセットや、データに接する際の快適さをもたらしてくれる」と確信している。

 Alationの最高データ・アナリティクス責任者であるAaron Kalb氏は、2021年に「データリテラシーがメインストリームになる」と確信しており、「2019年には、ほとんどの人が数学や統計、データを退屈なものや、恐ろしいもの、あるいは自分にとって無意味なものと見なしていた。しかし米大統領選挙に関する票の誤差や、COVID-19の感染者数の指数関数的な増加と基本再生産数(R0)を1年にわたって注意深く見てきた人々は、それらが重要で影響度も大きく、かつより身近なものだ感じているようだ」と述べている。

 Kalb氏は、データリテラシーのこのような向上が個人のレベルを超え、組織全体に及んでいると確信している。同氏は2021年に「『データ文化』の実現に向けたゴールが視界に入ってくる」と予想している。同氏は「これまで『データ文化』は、ちょっとしたバズワードや、夢物語だった」と認めつつも、「2021年には、いくつかのロールモデルを目にする、すなわちうまく『転身』し、人々やプロセス、テクノロジーの適切な組み合わせによって真の変革を推進する方法に関する再現性あるパターンを身に付けた組織を目にするようになるだろう」と述べている。

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