ヤンマーグループでエンジンを開発、製造するヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区、従業員数3471人)は、ブラウザベースで操作できるウェブデータベース(DB)サービス「Pleasanter(プリザンター)」を採用。Excelでの管理から脱却したという。2月25日、開発するインプリム(中野区)が発表した。
関税率の引き下げ対象かなどを記載する貿易管理表をExcelで運用し、複数部門で共有。更新状況の管理を課題としていたという。自社でスクラッチ開発した、引き下げ対象製品に特別なマークを付与する販売物流システムとの連携も課題だったとしている。
コストと納期の観点から外部への発注と自社スクラッチ開発ではなく、ウェブDBサービスを検討。誰でも簡単にアクセスでき、Excelと同程度の操作感でデータを入力、共有、集計できる点からPleasanterを選定したという。
貿易管理表のウェブDBをマウス操作だけで構築し、販売物流システムとも連携。特別なマークの登録漏れを自動通知しているという。
入力、集計する項目を必要に応じて臨機応変に追加、変更できる点、ユーザーが増えても追加費用が発生しない点も評価している。
Pleasanterは、インプリム(中野区)が開発する国産オープンソースのローコード開発プラットフォーム。
帳票形式から単票形式へ切り替えずに直接入力が可能。直感的に操作でき、入力負荷も少ないという。

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DBへのアクセスを開放、構造が明快なため、他のシステムとの連携も容易と説明。修正履歴も明確に管理できるとしている。
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