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アカマイ、セキュリティ強化とエッジ開発など展開--2021年戦略

國谷武史 (編集部)

2021-02-26 15:50

 アカマイ・テクノロジーズは2月26日、2021年の事業戦略説明会を開催した。「アイデンティティセキュリティ」「APIセキュリティ」「SASE(セキュアアクセスサービスエッジ)」「エッジコンピューティング」の4領域に注力するとしている。

アカマイ・テクノロジーズ 職務執行者社長の山野修氏
アカマイ・テクノロジーズ 職務執行者社長の山野修氏

 説明を行った職務執行者社長の山野修氏は、まず2020年の事業動向を振り返り、コロナ禍でリモートワーク導入や電子商取引(EC)の拡大、デジタルエンターテインメントの興隆が起きたとした。コンテンツ配信などの同社ネットワーク(CDN)における通信量は50%以上増加し、ピーク時は181Tbpsを記録、2021年は既にこれを超える状況だという。

アカマイのネットワークにおけるトラフィックの変化
アカマイのネットワークにおけるトラフィックの変化

 通期業績も売上高が前年比11%増の32億ドルで、特にセキュリティ領域は同25%の10億ドルを占めた。国内では顧客数が100社近く増加した。コロナ禍の情勢を受けてセキュリティサービスの導入拡大が目立っている。

 山野氏は、2021年も2020年と同様にデジタル化やオンライン化が加速するとし、変動するトラフィック需要への柔軟な対応と安全性の向上が課題になると指摘。136カ国に配置する32万5000台のサーバーとネットワークのインフラを生かすサービスを4領域で展開していくとした。

2021年の重点領域と施策
2021年の重点領域と施策

 アイデンティティセキュリティ領域では、オンライン環境の利便性向上のためにID統合が進み、それをサイバー攻撃が標的にするとされる。このため、ウェブブラウザーとウェブサーバーのそれぞれにおいて、機械学習技術を利用しながらIDの窃取を狙う不正な振る舞いを検知する対策を推進するという。

 APIセキュリティ領域では、特に金融業界でのAPIの利用拡大から攻撃が増加し、同社ではウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)サービスなどで対策を講じる。2021年は管理者が把握しきれていないAPIの検出機能や不正ログイン対策、APIゲートウェイなどを提供する。

 SASE領域では、ここ数年に渡り展開するゼロトラストネットワークアクセスでの「Enterprise Application Access」が好調という。今後がFIDO2に準拠した多要素認証などのソリューションを強化するなど、リモートワークでのセキュリティ需要に対応していくとした。

 エッジコンピューティング領域では、エッジ向けアプリケーションの開発と稼働環境を提供する「EdgeWorkers」サービスと、キーバリュー型データベースの「EdgeKV」の提供を予定する。いずれも同社のインフラを利用するもので、低遅延性などが強く要求されるアプリケーションの開発と運用を容易に行えるという。

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