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英財務省とイングランド銀行、デジタル通貨の可能性探る--タスクフォース立ち上げ

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-04-23 17:16

 イングランド銀行(英中央銀行)と英財務省は、中央銀行が発行するデジタル通貨の創設について検討すると発表した。

 これで英国は、デジタル通貨の中央銀行による発行を検討する新たな国の1つになった。英国のRishi Sunak財務大臣は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を検討するタスクフォースについての発表が行われると、「Britcoinか?」とツイートした

 CBDCは比較的新しい種類のデジタル通貨だが、この種の通貨はビットコインのように分散的に処理されるわけではなく、リテール銀行に取って代わるものでもない。また、中央当局によって発行される通貨であり、必ずしも現金のように匿名性が担保されるとは限らない。

 中国はCBDCである「デジタル人民元」でこの分野の先頭を走っており、2014年より研究を開始している。

 イングランド銀行は、CBDCは「イングランド銀行が発行し、一般家庭や企業が利用できるデジタルマネー」であり、現金や銀行預金に取って代わるものではなく、それらと共存するものだと述べている

 しかし、イングランド銀行はデジタル通貨を導入する上での規制面の問題について検討しているにすぎないようだ。

 同行は、「政府とイングランド銀行は、まだ英国にCBDCを導入するかどうかを決定しておらず、今後幅広い利害関係者とメリット、リスク、実現性などについて意見交換していく」と述べている。

 そして、イングランド銀行と英財務省は、デジタル主権通貨であるCBDCが実際に導入された場合に関係機関が果たす役割などについて検討するタスクフォースを立ち上げた。

 CBDCは中央銀行の裏付けがある通貨であるため、ビットコインなどをはじめとする仮想通貨(暗号資産)が経験しているような大きな価格変動が起こることは考えにくい。

 スウェーデン国立銀行は、同国での現金使用の減少に対処する手段として2017年から「eクローナ(e-krona)」に関して模索するプロジェクトを開始している。しかしこれはまだ手始めだ。Bloombergは先週、スウェーデン国立銀行がCBDCを5年以内に導入することを検討していると報じた

 英国のタスクフォースは「英国のCBDCを導入する場合の目的、ユースケース、チャンス、リスクに関する調査をとりまとめる」ことになる。また、英国におけるユースケースに関する調査を行うとともに、国際的なCBDCの動向をうかがっていくという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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