昭文社ホールディングス、その子会社である昭文社とマップルは、ブイテック研究所と共同で、バーチャル観光ウェブサービス「Milapse Trek(ミラプストレック)」で利用できる「バーチャル街歩きコンテンツ」の提供を開始した。
従来からブイテック研究所と南海電鉄が手がける「なんばエリア」のMilapse Trekに、マップルが保有する「観光ガイドデータ」を搭載し、昭文社が展開するウェブメディア「まっぷるトラベルガイド」とも連携させている。
バーチャル街歩きコンテンツのイメージ(出典:昭文社ホールディングス)
マップルの保有する「観光ガイドデータ」を「バーチャル看板」として表示させることで、ユーザーはガイドブックを手に街を歩いている感覚で、臨場感のあるバーチャル街歩きを楽しむことができるという。まっぷるトラベルガイドでは記事コンテンツとしても掲載しており、記事を読みながらより分かりやすく街歩きを楽しむことができる。
Milapse Trekは、東京大学 大学院情報理工学系研究科とブイテック研究所が共同開発した「経路映像合成技術」を用いており、観光ガイドデータとの情報連携を加えることで行きたいお店のリサーチを事前に行うことなども可能となる。
地図上のポイントをクリックすれば、自動的に通りを歩く映像がスタートし、交差点で矢印をクリックすれば、行きたい方向の通りへスムーズに展開される。映像内をドラッグすれば歩きながら360°周りを見渡すことが可能で、移動の速度を変えることもできる。昭文社ホールディングスは、今後は自治体や企業と連携して対象エリアを拡大していきたいとしている。