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住友電工、5GとAIによる工場可視化で業務改善効果など確認

ZDNet Japan Staff

2021-06-10 06:30

 住友電気工業は6月9日、ソフトバンクと行った5G(第5世代移動体通信システム)とAI(人工知能)を用いた工場の可視化の実証実験で業務改善を図れる効果を確認したと発表した。

 実証実験は3月26日~5月24日に、住友電工の大阪製作所に高精細カメラを4台設置して、240平方メートルの範囲で作業の様子を撮影、この映像データを5G回線経由で住友電工のデータセンターのサーバーに伝送し、AIで映像解析を行った。

実証実験環境イメージ
実証実験環境イメージ

 解析では、映像から作業の分類や時刻との照合などを行った上で、住友電工が独自開発したソフトウエアが個々の作業のタイムチャートを生成し、作業状況をリアルタイムに可視化した。1日ごとの目標時間と実際の作業時間を分析して、自動的にグラフ化することもできるという。従来は、作業の分類や時間の計測・集計などを人が担当していたが、この作業が省力化された。

 さらに、複数台のカメラの映像データを5Gで転送しても遅延がなく安定して伝送できることが確認された。実験では住友電工が開発した産業用の5G端末を使用したといい、工場内に新規ネットワークを構築する必要がなく、ネットワーク整備の負担を軽減できたとする。

 映像データの分析では、作業時間のグラフから作業の遅延が発生した箇所などをクリックして映像を再生し、原因を特定して改善方法など検討、効率化や生産の向上につながる取り組みを行えたという。

可視化のイメージ
可視化のイメージ

 住友電工は今後、実証実験に使った産業用5G端末の製品化を目指すとし、自社でも5Gの活用と検討を進める。また、ソフトバンクは5G活用ソリューションの開発と、2022年度までに法人向け5Gマネージドサービスを提供する予定だとしている。

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