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相次いで開始のローカル5Gとは?--スマート工場などの期待集まる

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2021-01-06 07:00

 NECは2020年11月26日、企業や自治体、組織向けにローカル5G(第5世代移動体通信システム)サービスを開始したと発表した。富士通も同年10月に、ローカル5GやプライベートLTE(私的第4世代移動体高速通信)などの自営無線システムに関するサービスを開始するなど、ローカル5Gに取り組む企業が相次いでいる。

 ローカル5Gは、企業や自治体、組織が建物や敷地内などに限定して利用する通信サービスだ。超高速大容量、超低遅延、多数同時接続などの5Gの特徴を生かし、例えば、工場内の多数の設備や機器から大量のデータを瞬時に蓄積/分析して生産性を改善したり、これらを遠隔制御して省人化を図ったりするなどの用途が期待されている。NTTドコモなどが提供する全国エリアのサービスとは異なるものである。

 IT企業だけがローカル5Gのサービスを検討しているわけではない。コニカミノルタ、KDDI、NECは、大阪府高槻市にあるコニカミノルタの「Innovation Garden OSAKA Center」に、au 5G基地局を設置すると同時にローカル5Gの免許を取得。5Gを活用した「ハイブリッドの5Gオープンラボ」(オープンラボ)を2020年11月6日に開設した。

 日本で珍しいキャリア5Gとローカル5Gのハイブリッド開発環境を備えた同ラボで、一般的なオフィス環境や工場などの製造現場、屋内外の連携などを想定した5G活用の実証実験を実施するという。

 スマート工場など日本のお家芸であるものづくりの今後を担うインフラとしても期待されるローカル5Gについて、扱っている記事を集めた。

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