広島大学、東広島市、ソフトバンクは、東広島市や周辺地域におけるSociety 5.0やスマートシティーの実現などに関して連携した。
この協定に基づき、東広島市や広島大学がソフトバンクのグループ会社MONET Technologies(MONET)などと取り組んでいるプロジェクトについて、改めて3者で連携することなどを検討する。このプロジェクトでは、自動運転車でスーパーマーケットへ人の送迎や商品の配送を同時に行うことなどを目指す。
自動運転車では、車内のディスプレーに東広島市内や周辺地域の飲食店や商業施設のクーポンを配信し、性別や年代などの属性ごとに店舗への送客効果を測定して、地域の活性化や賑わいの創出につなげることなどを想定している。
またヘルスケアの分野では、生活や医療、介護に関するさまざまなデータを活用して予防医療や健康寿命の向上に向けて取り組むほか、オンライン診療の活用などを検討する。さらに、防災や行政、観光などの分野においても、テクノロジーやデータを活用した取り組みを推進する。
東広島市は将来の都市像として、「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市」を掲げている。AI(人工知能)やビッグデータなどの先端技術を活用し、地域の課題を解決するための施策を展開するとともに、広島大学と一体となって魅力的なまちづくりに取り組む「Town & Gown構想」を推進している。