シスコシステムズは、早稲田大学が掲げるSociety5.0時代に向けた「早稲田オープンイノベーションバレー構想」を支援すると発表した。
シスコは同大学に、ITやネットワークに関する技術と教育プログラムを提供する。この取り組みは、同社が全世界約40カ国で進めているデジタル化支援施策「カントリー デジタライゼーション アクセラレーション」(CDA)の一環として展開される。
早稲田オープンイノベーションバレー構想は、同大学が2018年から研究推進の一環として進めているもので、産学の垣根を越えた共創モデルになる。早稲田地域がシリコンバレーのようなオープンイノベーションの拠点となるために、産学連携研究・技術創造を推進する環境や支援機能の整備などの事業に取り組んでいる。その発展形として2020年に121号館を新設、研究者同士のマッチングやベンチャービジネスの支援、官との連携など、あらゆる機能を備え展開をしてきた。
シスコが提供する技術とプログラムには、ネットワーク管理の「Cisco DNA Center」、ネットワークの可視化とセキュリティ分析を行う「Cisco Stealthwatch」、ワークスペース密度測定の「Cisco DNA Spaces」、ウェブ会議の「Cisco Webex」などが含まれている。