車両部品の開発、製造などを事業とする朝日電装(浜松市浜北区、従業員数590人)は、自社で構築、運用する人事会計システムを統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SuperStream-NX」にリプレース。情報システム部門の運用保守業務を15%軽減したという。
7月7日、導入を支援したシーアイエス(CIS、名古屋市中区)、親会社のJBCCホールディングス(大田区)が発表した。
人事会計システムを自社で構築、運用しており、改修の際には業務部門自身の調査、システム部への反映要望の依頼という工程が都度必要だったという。情報システムと現場双方の負荷が課題だったとしている。
真摯な対応という観点から国産製品を中心に検討。CISと6カ月以上検討し、人事給与システムと会計システムが連携でき、基幹システムとして活用するオフィスコンピューター「AS/400」とも連携できるSuperStream-NXを導入したという。
売り上げや仕入れといった基幹システムからのデータ、人事給与データなどをスムーズに取り込み可能。データを一元管理、可視化でき、報告業務が迅速化したという。
既存業務の多くを包含し、Excelで計算していた管理会計情報のSuperStream-NXからの直接出力など、運用を変更できた点もあるという。事務作業や書類を削減できたとしている。
パッチの適用で毎年の法改正などにも対応でき、業務部門自身による情報収集、システム部による改修といった工程を削減したという。
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