電通デジタルは、LINE公式アカウントで多様なコミュニケーションが可能になる新規顧客獲得/既存顧客育成支援サービス「BOT BOOSTaR(ボットブースター)」向けに、複数のAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)ツールを連携できる新機能「チャネル・エミュレート機能」を開発した。
BOT BOOSTaRでは、LINE公式アカウント上で自由なサイズの静止画/動画素材、アンケートの回答ボタン、カルーセル表示、日付選択ボタンを表示した上での予約日時入力など、さまざまなフォーマットでメッセージを配信することができる。
また、アカウント内の行動データに応じた配信メッセージの出し分けや、LINE Beaconを活用した店舗来訪者へのウェルカムメッセージ配信など、シナリオに応じた1to1のターゲティングが可能となる。
さらに、トーク内アンケートの回答やLINE Beaconへの接触状況、メッセージのクリックといったアカウント内の行動データは、個人を特定しない形でBOT BOOSTaRを通じて外部のBI(ビジネスインテリジェンス)ツールと連携できる。
チャネル・エミュレート機能では、柔軟かつ迅速にコミュニケーションできる機能、あらゆる書類や画像を素早くテキスト化する機能、混雑状況などの一覧表示など、さまざまな機能を複数組み合わせた実装が可能となる。
またチャネル・エミュレート機能を活用し、LINEの人工知能(AI)を活用したチャットボットサービス「LINE CLOVA Chatbot」とも連携した。
自然言語処理を用いたAI応答を行うLINE CLOVA Chatbotの特徴を生かし、漠然としたユーザーの質問にも的確に回答できるという。また、LINE CLOVA Chatbotは他のAIツールに比べて正答率が84.7%と高い精度結果が出ており、簡単な問い合わせなど、より的確な返答が可能になる。これにより、オペレーション負荷の軽減、ユーザーの商品理解促進、ブランドへの評価向上が期待される。