Cloud Protectionは、Microsoft 365と連携するセキュリティ対策機能。Microsoft 365のメールや予定、タスクといったアイテムに含まれるURLをスキャンして、サンドボックス内ではF-Secureのエンジンで検証し、不審なファイルを分析する。Cloud Protectionを用意した理由として我孫子氏は「インバウンドメールも一括で防御したい」と顧客からの要望に応じた結果だと説明した。

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Lock Plusは、多要素認証に対応していないスマートフォン用アプリケーションを、HENNGE Oneにまとめることでセキュリティを担保する機能。HENNGE One自身が多要素認証やデバイス証明書によるアクセス管理機能を備えており、「デバイス証明書を用いればパスコードを必要としない『脱パスワード』を実現できる」(我孫子氏)
今回対象となるのはiOS用アプリケーションに限定されており、Android用アプリケーションへの対応は見送られた。HENNGEに質問したところ、「弊社顧客はiOSデバイスの比率が非常に多く、iOSデバイスへの対応を優先した。また、Android用アプリケーションはデバイス証明書を読み込めるものが多く、現時点でLock Plusによる対応予定はない。ただし、市場的に未知数な部分もあるため、動向を見据えながらAndroidへの開発に取り組んでいく」と回答した。

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