Salesforceは米国時間9月17日、「Einstein Automate」用の新しいRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールを発表した。Einstein Automateは、組織的なプロセス自動化、ワークフロー構築、データ統合に役立つツールのポートフォリオだ。
新しいツールは、「MuleSoft RPA」「Einstein Document Reader」「Digital Process Automation」の3つ。
Salesforceは業務プロセスの支援を強化するため、2020年に「Customer 360」戦略の一部としてEinstein Automateを発表した。Einstein Automateは、顧客が技術的背景に関係なく使用できるローコードツールで構成されており、ユーザーが独自のワークフローを構築するのに役立つローコードツールに加え、あらかじめ用意された多数の業界固有のワークフローも提供する。
Salesforceのローコードツールは成長を続けている。7月の時点で、Salesforceプラットフォームで実行されるローコードの自動ワークフローの数は、前年比41%増だ。
MuleSoft RPAでは、反復的なタスクをボットに置き換えることができる。ボットはユーザーに代わってドキュメントをインテリジェントに処理したり、データを入力したり、アクションを実行したりすることが可能だ。ボットはPDF、スプレッドシート、つながっていないレガシーシステムなど、あらゆるシステムやアプリケーションで機能する。
Einstein Document Readerでは、運転免許証や就労資格証明書などの文書をスキャンし、Salesforce Flowで数回クリックするだけで、そのデータに対してアクションを実行できる。
Digital Process Automationでは、ドラッグアンドドロップでドキュメントから情報を抽出し、自動化されたワークフローにノーコードで統合することができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。