木村情報技術は、塩野義製薬の人工知能(AI)を活用した自動会話プログラム「DI chat(Drug Information Chatbot)」について、対応製品を29製品に拡張したバージョンをリリースしたと発表した。
木村情報技術は2005年の創業以来、医療分野を中心としたウェブ講演会運営や配信サービスのパイオニアとして、地方の医師への新薬情報の円滑な提供などを行ってきたという。2016年4月からは、人工知能ビジネスへ本格参入し、AIによる問合せシステム「AI-Q」を販売している。
2019年12月に公開されたDI chatは、木村情報技術が開発したオリジナルAIエンジンを活用したAIチャットボットに、塩野義製薬が作成したQ&Aを学習させることで、一問一答形式での回答を実現している。
医療関係者はDI chatの質問入力欄に29製品に関する質問を入力し、回答を得ることができる。一般的な検索システムと違い、自然な文章での問合せが可能で、人に聞くように利用できるという。
DI chatについて木村情報技術は、今後も製品数の拡大を視野に入れ、さらなる利便性の向上により医療現場への貢献を進めるとしている。
画面イメージ(出典:木村情報技術)