AI-OCR(人工知能による光学文字認識)技術を手がけるコージェントラボは、インテリジェントドキュメントプロセッシング(IDP)のクラウド新サービス「SmartRead」を12月に開始すると発表した。
SmartReadは、従来の定型文書に加えて、さまざまな文書の中からユーザーの業務などに関する情報の抽出と確認、修正、管理の機能を提供する。情報の抽出には、同社のAI-OCRサービス「Tegaki」の文字認識エンジンを活用しており、新たにJIS非漢字もサポートする。
文書の仕分け機能やドキュメント内の全ての文字を読み取る全文OCR機能、検索可能なPDFファイルとして出力する機能も備える。また、ユーザーの業務の流れに応じてドキュメントの仕分け、文字認識、出力までをタスクとして設定、実行できるほか、グループや権限の管理機能も提供する。APIを用意し、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)などのアプリケーション連携も可能にするとしている。
12月のサービス開始以降には、ユーザーが抽出したい項目や情報を指定できる機能や、ドキュメント処理を自動化するための機能などを順次強化するほか、オンプレミス版製品も計画している。