リゾートトラストは、グループスタッフ約1万3000人にビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を導入した。同ツールを提供するワークスモバイルジャパンが発表した。
リゾートトラストは会員権事業・ホテルレストラン事業・ゴルフ事業・メディカル事業・シニアライフ事業などを手がけている。
同社では、LINE WORKSのグループトーク機能を部門内、部門間の情報共有に活用している。社長や各本部長のメッセージ、社内表彰されたスタッフの取り組みを共有しているほか、アンケート機能を活用して全スタッフ・組織単位でアンケートを実施・集計し、今後の事業展開の検討材料として活用している。
活用画面(出典:ワークスモバイルジャパン)
日本全国に事業施設が点在し数多くのスタッフがいる同社では、他部門の取り組みが見えづらいといった課題があったが、今回の導入により、部門内・部門間における円滑な情報共有が実現できたという。利用客からの意見も即座に共有されるため、必要な対応を迅速に行えるようになり、ホスピタリティーのある接客やサービスの品質向上につながっている。
また同社では、従来スタッフ同士で感謝の意を伝える「サンキューカード」を贈り合う文化があったが、紙カードの郵送や内容確認や社内表彰のための送付先の集計作業に多くの時間と労力がかかっていた。
これに対し、LINE WORKSに自社開発したボットを組み込むことで「サンキューカード」の電子化が実現し、記入・集計の負荷が軽減するとともにペーパーレス化にも貢献しているという。