平林建設、「LINE WORKS」で書類作成の負担軽減と労務管理の一元化

NO BUDGET

2021-08-25 14:43

 平林建設は「LINE WORKS」を導入し、報告書のペーパーレス化や書類作成の負担軽減などを実現した。また勤怠管理SaaS「KING OF TIME」と連携し、労務管理の一元化も実現した。

 同社は、木造住宅事業やリフォーム事業をはじめ、JA指定工事店として農業用倉庫、プレハブ直売所など千葉県内の農家を支援する事業を展開する企業。

利用画面例
利用画面例

 これまでは従業員に「LINE」アカウントを設定したスマートフォンを貸与し、トークルームでの連絡と書面による報告で業務を進めていたが、誰が既読になったのか不明確なことや共有した写真や図面データの閲覧期限に制限があること、書類の紛失リスクなどを課題に抱えていた。

 LINE WORKSの導入後は、これまで書面で管理していた日報や営業の受注報告などをノートに投稿することで、紛失のリスクをなくし、ペーパーレス化が実現した。さらに、日報、受注報告書、申請書作成に必要なチェックリストなど、書類ごとに必要な項目でテンプレートを編集することで、書類作成に要していた作業時間の軽減にもつながっている。また、翻訳機能を設定することで、外国人従業員ともスムーズなコミュニケーションが可能になった。

 そのほか、現場の写真や図面などの建築資料を顧客ごとにフォルダー機能で仕分けをし、現場監督や担当営業とクラウド上で共有することで、閲覧期限なく資料の確認ができるようになった。また、施工現場の住所が存在しない場合も、地図データを事務所からリアルタイムに共有することで、離れた現場でも手元のスマートフォンから即時に確認することができるようになった。

 労務管理の一元化では、KING OF TIMEとの連携で、電波が不安定で位置情報が取得できないエリアからでもシンプルなメッセージを送るだけで打刻ができるようになり、打刻漏れが減少した。また、日々の体温や体調を報告する際にはアンケート機能を、スケジュール管理にはカレンダー機能を活用するなどして事務処理の効率化も実現している。

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